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ドラッカー 13/30

フリーランスに役立つ言葉

生きていくための自分ルール 「時間からスタートせよ」

✖PDCA  ➡ TPDCA

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

PDCAを自分に適用する場合、Pで終わってしまうことが多い。

 

「計画倒れ」だ。あるいは「企画倒れ」。

 

いずれも、ドラッカーは貴重でいつも不足する資源・・・「時間」の重要性を説く。

 

ある計画を立てても、実はそれに割くための時間のことを考えていなかったりする。

 

 

 


(以下引用)

 

「通常、仕事に関する助言というと、計画することから始めなさい、というものが多い。まことにもっともらしい。だが問題は、それでもうまくいかないことにある。計画は紙の上には残っているが、やるつもりのままで終わる。実際に行われることは稀である。

 

 

(引用以上)

 


今までPDCA、PDCAとドラッカーの言葉を勝手に当てはめてきたが、実はPの前にやらねばならないことが存在した。

 

それが時間の管理なのだ。


(以下引用)

 

「私の観察によれば、成果をあげるものは仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。何に時間がとられているかを明らかにすることからスタートする。次に、時間を管理すべく、自分の時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。そして最後に、その結果得られた時間を大きくまとめる。すなわち、時間を記録し、管理し、まとめるという三つの段階が、成果をあげるための時間管理の基本となる。

 

(引用以上)

 


*引用元

プロフェッショナルの条件

ーいかに成果を上げ、成長するかー

著者/P.F.ドラッカー

翻訳者/上田惇生

発行所/ダイヤモンド社


つまり、PDCA改め、

 

PDCA  (T: time management,  P:plan, D:do, C:check, A:action)

 

となる。

 

 


これを初めて読んだ時から、「断る」ということを勇気をもってやり始めた。

 

飲み会はもちろん断る。

不要な会議は適当な理由をつけて、欠席し、あとでレジメだけをメールで送ってもらうようにした。

目的もなくネットサーフィンするのもやめた。

「睡眠時間」を確保することと、無駄に寝すぎることをやめた。

 

とたんに、時間の見え方が変わった。

 

時間が攻めてくるのではなく、時間を完全とまではいかないが少しコントロールできるようになった。

 

「他人の顔色をうかがう」から「自分のなかの成果をあげたい自分の機嫌をチェックする」ことに変えた。

 

そこから、(T)PDCAが回りだした。

 

独立へ向けてのカウントダウンが進みだしたのを思い出す。