· 

ドラッカー 10/30

フリーランスに役立つ言葉

生きていくための自分ルール 「仕事の仕方に注目する」

StartupStockPhotosによるPixabayからの画像

どのような仕方で仕事をすれば、成果が上がるかを知ることが重要だとドラッカーは言う。

 

それには、自分が

読んで理解する人間か、それとも聞いて理解する人間かを知っておくべき

としている。

 

また自分の学び方も知っておく必要があるとしている。

 

  • たくさんのメモをとることで学ぶ人
  • 自分が他人に話すのを自分で聞いて学ぶ人
  • 実際に仕事をしながら学ぶ人

 

いずれにせよ、まずは自分の勝ちパターン、得意パターンを知ることが強みを知るよりも重要かもしれないとドラッカーは語っている。

 

 それを知ることで、間違いなく成果をあげることができる。

逆に、それを知らずに行動することこそ失敗を運命づけるらしい。


また仕事の仕方としてさらに以下のことも知るべきだとしている。

 

  • 人と組んだほうがいいか一人のほうが良いか、
  • 仕事の環境は緊張感や不安があるほうが仕事ができるか、安定した環境のほうがいいか、
  • 大きな組織で歯車として働いたほうが仕事ができるか、小さな組織のほうが仕事ができるか、
  • 意思決定者と補佐役のどちらが成果が上げられるか、

 

 

(以下引用)

 

「ナンバー・ツーとして活躍していたが、トップになったとたん挫折する人がいる。トップの座には、意思決定の能力が必要である。強力なトップは、信頼できる助力者としてナンバー・ツーを必要とする。ナンバー・ツーはナンバー・ツーとして最高の仕事をする。ところが、トップの後を継いだとたん、仕事ができない。意思決定することは理解しているが、意思決定の重荷を負えない。

 

これらのことから出てくる結論は一つである。

 

今さら自らを変えようとしてはならない。うまくいくわけがない。それよりも、自らの得意とする仕事の仕方を向上させていくべきである。不得意な仕事で仕事を行おうとしてはならない。」

 

(引用は以上)

*引用元

プロフェッショナルの条件

ーいかに成果を上げ、成長するかー

著者/P.F.ドラッカー

翻訳者/上田惇生

発行所/ダイヤモンド社