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ドラッカー 16/30

フリーランスに役立つ言葉

生きていくための自分ルール 「第二の人生を設計する」

yeon woo leeによるPixabayからの画像

人の寿命のほうが組織の寿命よりも長くなっている。

 

よって、第二の人生をどうするかを考える必要が出てきた。

 

中年の危機とは、40代半ばで自分が全盛期に達してしまったことを知り、20年も同じ仕事をしていれば、学ぶこともさほどなくなる時期に起こってくる。

 

仕事は楽にできるようになっているが、心躍ることもなくなっている。

 

それでも、多くの人は、そのまま同じ仕事を続ける。

 

第二の人生を持つ人は少数派だ。

 

しかしドラッカーはその少数派こそが今後の社会にとってモデルとなるべき存在だとする。

 

第二の人生を始めるには、かなり前から助走しなけれなならない

定年退職したらボランティアでもしようとしていても難しく、ボランティアとして定年後働く人はすでに現役時代からボランティアをやっている人だという。

 

慈善事業などをする人も本業で成功するかなり以前からベンチャーの設立に手を貸したりしているらしい。

 

 

ということは、

 

第一の人生、第一の仕事をしている人は、今すでに第二の人生のために何かアクションを起こしているのかもしれない。

 

それが意識しているわけではなくても。。。第二の人生の種はすでに足元にあるのかも。

 


(以下引用)

 

「知識労働者には、いつになっても終わりがない。文句は言っても、いつまでも働きたい。とはいえ、30のときには心躍った仕事も、50ともなれば退屈する。したがって、第二の人生を設計することが必要となる。

 

「知識労働者にとって、第二の人生を持つごとが重要であることには、もう一つ理由がある。誰でも仕事は人生において挫折することがありうるからである。」

 

「逆境の時、単なる趣味を超えた第二の人生、第二の仕事がおおきな意味を持つ。」

 

 

(引用以上)

 


*引用元

プロフェッショナルの条件

ーいかに成果を上げ、成長するかー

著者/P.F.ドラッカー

翻訳者/上田惇生

発行所/ダイヤモンド社