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ほんまもんはいつも地味

ええサービスはどこで受けられる?

旅先のごはん

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50年以上生きてきて、少し分かったことがある。

 

それは、ちゃんとしたものは、意外と目立たないことが多いってことだ。

 

派手な宣伝をしているところが、アカンとは思わないが、宣伝が期待値を上げてしまうので、実際にそこの商品を買うなり、サービスを受けると、がっかりしてしまうか、よくて、「まぁ、こんなもんかな」と可もなく不可もないといった感じだ。

 

しかし旅先で、タクシーの運転手さんに、行きつけの地元の食堂を教えてもらうと、夫婦でやってはるような、小さな食堂だったりするのだが、あたたかなサービスで、おいしいメシにありつけることがある。

 

こういう時は、やはりほんまもんというものは、実際に現場で人に聞かないとアカンなぁと思う。

 

旅をするときは、現地の人に勇気をもって聞くことにしている。現地愛が強い人は、ちゃんと教えてくださる。

 

あそこのこれを食べていってほしい。と喜んで情報をくださる。

 

ネットの口コミ情報などは、最近がっかりさせられることも多く、確かな情報というものは、現場でアナログチックに自分の足で取りにいかないといけないものだと感じている。

車屋さん

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車は、日本製なので、そんなに調子悪くなったりすることはないのだが、ちょっと当てられたり、自分でこすってしまったりして、たまにボディーがへこんだりする。

 

免許を取りたての時は、どんくさい僕はよくあちこち車体を傷つけてしまっていた。ディーラーに度々修理を頼んでいたのだ。ある時、修理代を何とか安くしてもらえないか交渉していた時に、ディーラーの担当者の方が悩みながら「あの人に頼もうかな・・」とつぶやいた。

 

どうも、下請けというか、持ち込まれた車の修理は外注しているようだった。

 

担当者の方に「あの人」はだれなのか?聞いたからあっさり教えていただいたので、直接連絡を取ってみた。

 

電話口に出た男性は、おそろしくぶっきらぼうだった。

 

しかし、修理の腕は確かだった。

 

感動したのは、その修理代だった。恐っろしく安かったのだ。

 

以後、ディーラーを通さずに、なんやかんやとお願いしている。

 

お付き合いさせていただくと、電話口はぶっきらぼうなのだが、実際話をすると、優しいおじさんだった。

 

ガソリンスタンドに行くたびに、タイヤを新しくしたほうがいいと言われた時におじさんに相談したら、「まだ大丈夫」と言ってもらえるだけでホッとしたものだ。

 

この方は、修理が上手で早く丁寧な仕上がりなので車業界ではけっこう有名だったようだ。ふつうは、ディーラーを通して、この自動車屋さんに車が持ち込まれるようで、一般人が直接、持ち込むことはないようだった。BtoBというやつだ。

 

僕だけ特別に、面倒見てもらっていた。

 

依頼20年くらいのお付き合いだ。家族経営の小さな自動車屋さん。決して簡単には見つけることができない車屋さん。真面目に実直なおじさん。

 

ほんまもんは陰に隠れてはる。

 

 

 

 

ほんまのお金持ち

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お金持ちには2種類ある。

 

  1. お金もってはるんやなぁとわかる人。
  2. すごく地味で見た目からは想像できない人。

 

僕の定義ではほんまもんのお金持ちは2の人だ。

 

1の人がニセモノとは思わないが、クールなお金持ちは2の方だ。